オリーブの話。

品質保持に重要なオイル製造方法

オイルの品質は、収穫から搾油までの時間をいかに短くできるかにかかっています。
当社では、スペインでオリーブ収穫後、直ちにきれいに洗浄し、選別して冷凍工業に運び、発酵しないようにマイナス60℃の超低温下で瞬間冷凍します。鮮度を保ったままの状態で国内で保存し、必要な分だけを搾ります。オイルの採油方法は「圧搾法」と遠心分離法」があります。当社では、最新の「遠心分離法」を用い、採油作業を短時間に抑えることで製造工程中の劣化を抑えています。

オイルのクラス分け

バージンオイル

採油したオイルをまったく科学敵処理などを加えず、酸度が2%以下のオイルです。バージンオイルの中でも、さらに酸度が0.8以下のオイルをエキストラバージンと呼び、最高級の品質に位置付けています。酸度の数値はオイルの酸化の度合いを測る基準となるもので、数値が高いほど酸化が進んでいることを表します。

精製オリーブオイル

酸度が高く、食用として不向きのオイルを科学的に処理して酸度を3.3%以下に下げたオイルを指します。一般には市販されていません。

オリーブオイル

バージンオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたオイルです。一般にはピュアオリーブオイルとして販売されています。価格が安いので、炒め物、揚げ物に利用されています。

神の贈り物オリーブオイル。

オリーブオイルの冠状動脈性心疾患の予防効果は有名ですが、オリーブオイルを多量に消費する地中海沿岸の諸国では、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症などの心疾患による死亡率が、他国に比べ低いことが明らかになりました。他に胃腸の働きを整えたり、便秘の改善など消化器系への効果、骨祖しょう症の予防、また認知症の予防・改善にも期待されています。